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OMC

糖尿病と食事組成

こんにちは。

副院長の岡田震一です。

 

今回は、糖尿病と食事組成というテーマでお話しします。

 

食事組成と2型糖尿病発症の関連性を解明するために、フィンランドとオランダの男性を対象として20年間にわたって研究が行われました。

 

その結果、脂肪と飽和脂肪酸の摂取量は、年齢、肥満度、エネルギー摂取量を考慮しても2型糖尿病発症の危険因子であることがわかりました。

 

逆に、野菜、豆腐、ジャガイモ、魚などは2型糖尿病発症の抑制因子であることもわかりました。

 

したがって、2型糖尿病の発症を予防するためには、摂取する食事の量のみならず、食事の組成にも気を付けるべきでしょう。

 

脂身の多いお肉が好きな方は、お肉の代わりに魚や野菜を食べることで、糖尿病治療に良い影響があることが期待できます。

 

管理栄養士がいる当クリニックでは、バランスの良い日本食を中心とした食事メニューを指導することで、患者さんの生活習慣を改善することを目指しています。

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