top of page

糖尿病と食事組成

OMC

こんにちは。

副院長の岡田震一です。

 

今回は、糖尿病と食事組成というテーマでお話しします。

 

食事組成と2型糖尿病発症の関連性を解明するために、フィンランドとオランダの男性を対象として20年間にわたって研究が行われました。

 

その結果、脂肪と飽和脂肪酸の摂取量は、年齢、肥満度、エネルギー摂取量を考慮しても2型糖尿病発症の危険因子であることがわかりました。

 

逆に、野菜、豆腐、ジャガイモ、魚などは2型糖尿病発症の抑制因子であることもわかりました。

 

したがって、2型糖尿病の発症を予防するためには、摂取する食事の量のみならず、食事の組成にも気を付けるべきでしょう。

 

脂身の多いお肉が好きな方は、お肉の代わりに魚や野菜を食べることで、糖尿病治療に良い影響があることが期待できます。

 

管理栄養士がいる当クリニックでは、バランスの良い日本食を中心とした食事メニューを指導することで、患者さんの生活習慣を改善することを目指しています。

130

最新記事

糖尿病と無症候性脳梗塞

こんにちは。 院長の岡田奏二です。 今回は、糖尿病と無症候性脳梗塞というテーマでお話しします。 無症候性脳梗塞は、MRIでみると基底核・視床・深部白質・橋底部に出現する5~15mmの小さい梗塞で、穿通枝の壊死と血栓による閉塞で生じたものです。...

糖尿病と減塩

こんにちは。 副院長の岡田震一です。 今回は、糖尿病と減塩というテーマでお話しします。 高血圧は内臓脂肪蓄積によっても起こり、動脈硬化性心血管系疾患の危険因子として重要です。 一方、日本人の約1/3に認められる食塩感受性の人では、腎臓のナトリウム排泄障害が起こり、体内の貯留...

糖尿病と運動不足

こんにちは。 院長の岡田奏二です。 今回は、糖尿病と運動不足というテーマでお話しします。 アメリカの糖尿病患者1263人を調査したところ、対象者の50%が運動不足と判定され、42%が心肺機能の低下を示しました。 また、心肺機能の低い男性の死亡率は2~3倍高く、運動不足の男性...

Comments


bottom of page