こんにちは。
副院長の岡田震一です。
今回は、糖尿病と微量アルブミン尿というテーマでお話しします。
微量アルブミン尿は冠動脈硬化症の程度と相関し、心血管イベントの危険因子となっています。
一方、毎年3.7%が顕性糖尿病腎症に移行しますが、微量アルブミン尿はそのリスクを42%上昇させることが判明しています。
微量アルブミン尿が持続することの原因には、腎臓の糸球体毛細血管圧の上昇のほか、インスリン抵抗性による全身の血管の障害もかかわっています。
適度に体を動かすことや適正に栄養を取ることによって微量アルブミン尿は改善していきます。
専門治療を外来で受けられる当クリニックは、微量アルブミン尿や腎臓にも配慮した糖尿病治療を行うことを心がけています。
121
Kommentarer