top of page
  • OMC

糖尿病と脂肪肝

こんにちは。

院長の岡田奏二です。


今回は、糖尿病と脂肪肝の関係、というテーマでお話しします。


2型糖尿病患者では、肥満の方によくみられる非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を合併していることが多いです。

このNASHを放置しておくと、肝不全や肝がんの発症につながりやすいことが知られています。


厳格な血糖コントロールを行うことで、肥満を改善するだけでなく、肝臓の線維化も改善することができるのです。

脂肪肝のような肝臓自体の病気のリスクにも注意しながら、治療に取り組むことが重要でしょう。


当クリニックでは、脂肪肝などの肝臓病の検査値を考慮しながら、患者さんに合った適切な治療を提供するよう心がけています。

175

最新記事

こんにちは。 副院長の岡田震一です。 今回は、糖尿病と食事というテーマでお話しします。 体重の減量などでよく用いられている動物性タンパク質+低炭水化物食は、糖質を抑えられますが、LDLコレステロールが増加するというデメリットがあり、心血管疾患の予防につながらないと考えられます。 一方、減量とLDLコレストロールの改善を目的とした、植物性タンパク質と植物油を豊富に使った低炭水化物食にも、安全性の点で

こんにちは。 院長の岡田奏二です。 今回は、糖尿病と体重減少の試みというテーマでお話しします。 炭水化物が少なく、脂肪とタンパク質を多く摂取する低炭水化物食では、体重減少だけでなく、中性脂肪の減少やHDL-C(体に良いコレステロール)の増加が見られます。 また、大量の食物繊維をとり、一価不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸比が大きい地中海食では、体重減少だけでなく空腹時血糖値の低下などが見られました。さらに、

こんにちは。 副院長の岡田震一です。 今回は、糖尿病と食後高血糖というテーマでお話しします。 血管の硬化度の指標である脈波伝播速度(PWV)を測定してみると、糖尿病の人の血管は、健常者より10~20年早く老化が進行していることがわかっています。 それは血管に障害を与える糖化タンパクの産生や酸化ストレスが、血糖上昇にともない増加するからと考えられます。 糖尿病では発症初期からすでに食後高血糖が認めら

bottom of page