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糖尿病と低炭水化物

OMC

こんにちは。

院長の岡田奏二です。


今回は、糖尿病と低炭水化物というテーマでお話しします。


炭水化物を多く摂取すると食後血糖値が上昇し、インスリン分泌が増加します。


逆に、炭水化物が少ないとインスリン分泌が低下することが知られています。


それだけでなく、糖質の極めて少ない高蛋白・高脂肪食では耐糖能(上昇した血糖値を正常に戻す能力)が急激に低下します。


この耐糖能の低下は一定量の糖質を摂取すると正常化します。


さらに、炭水化物を含む食品は食物繊維やビタミン・ミネラル・抗酸化物質の供給源でもあるため、いま流行りの低炭水化物食を続けると、これらの重度の不足をもたらし、栄養失調を起こす可能性もあるのです。


管理栄養士がいる当クリニックでは、栄養バランスの良い食生活を実践していただくための栄養指導を行っています。

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