こんにちは。
副院長の岡田震一です。
今回は、糖尿病と異所性脂肪というテーマでお話しします。
インスリンが作用する部位として、肝臓と筋肉が重要といわれています。
筋肉内に蓄積した脂肪が多いほど、筋肉のインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなること)は高くなります。
また、肝臓内に蓄積した脂肪が多いほど、肝臓のインスリン抵抗性は高くなります。
ことに日本人では、白人男性に比べ、肥満に伴って脂肪肝になりやすいことが知られています。
見た目がやせていても、肝臓など内部に脂肪がたまった(異所性脂肪)状態であれば、2型糖尿病や心血管イベントを発症しやすくなるわけです。
当クリニックでは、脂肪肝などの肝臓病の検査値を考慮しながら、患者さんにあった適切な治療を提供するよう心がけています。
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