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ミンコウスキー通信 5 GIP/GLP-1受容体作動薬

  • OMC
  • 6月19日
  • 読了時間: 2分

生活習慣病に関する健康相談

~GIP/GLP-1受容体作動薬~

外来でうけられる専門治療

岡田メディカルクリニック

岡田震一副院長がお答え


チルゼパチド(マンジャロ™)は、世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬として、日本では2023年に発売が開始となりました。

天然GIPペプチド配列をベースとした単一分子ですが、GLP-1受容体にも結合するように改変されています。GIP受容体のみならず、GLP-1受容体にも作用して、さまざまな薬理活性を発揮して糖尿病を中心とした代謝状態を改善するのです。

平均半減期は約5-6日であり、週1回の投与が可能なことが大きな特徴です。

1回使い切り。操作は3ステップの簡単なもので、ボタンを押すと自動的に注入されます。針が見えないため注射に抵抗のある人にも使いやすいものとなっています。 

まれですが重大な副作用には低血糖、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸、アナフィラキシー、血管性浮腫などとされている一方、主な副作用は悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退などの消化器症状となっています。消化器症状は軽く済む人も多く、また症状があっても使用を続けていると軽くなり継続に支障がなくなることが多いです。

専門治療を外来でうけられる当クリニックはわかりやすい食事・運動支援と適切な薬剤療法で患者さんの福祉に役立ちたいと願っています。

(岡田メディカルクリニック   ☎086・255・2345)

 
 
 

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