top of page

糖尿病と骨折

  • OMC
  • 2023年6月15日
  • 読了時間: 1分

こんにちは。

院長の岡田奏二です。


今回は、糖尿病と骨折というテーマでお話しします。


2型糖尿病の人の骨密度はむしろ高いのに、骨折の危険度が高いことが判明しました。


健常人は年配で骨密度が低いほど骨折危険度の高くなるのに比べ、糖尿病の方では比較的若くて骨密度が高い段階から骨折を起こしやすいとされています。


日本人に多くみられる椎体骨折は、心肺機能の低下や逆流性食道炎の発症につながり、死亡率も上昇します。


椎体骨折の予防には、糖尿病に合併する骨粗鬆症の病態改善が大切であり、高血糖の改善が最も重要です。


なぜなら、高血糖状態では骨のコラーゲンは病的架橋で結合するため、骨密度が高くても折れやすい骨質となるのです。


糖尿病専門医がいる当クリニックでは、患者さんの持病や合併症を考慮した、適切な糖尿病治療を行うよう心がけています。

168

 
 
 

最新記事

ミンコウスキー通信 3 GIP/GLP-1受容体作動薬

生活習慣病に関する健康相談 ~GIP/GLP-1受容体作動薬~ 外来でうけられる専門治療 岡田メディカルクリニック 岡田震一副院長がお答え  肥満のある2型糖尿病患者さんでは、体重減少が重要ですが、その実現は必ずしも容易ではありません。これまでの食や運動の習慣を変えるには多...

 
 
 
ミンコウスキー通信 2 糖尿病と死亡リスク

生活習慣病に関する健康相談 ~糖尿病と死亡リスク~ 外来でうけられる専門治療 岡田メディカルクリニック 岡田奏二院長がお答え  米国心臓協会推奨の7項目(①禁煙②活発な身体活動量③正常血圧の維持④正常血糖値の維持⑤正常総コレステロール値の維持⑥標準体重の維持⑦健康食の摂取)...

 
 
 
糖尿病と内臓脂肪

こんにちは。 院長の岡田奏二です。   今回は、 糖尿病と内臓脂肪 というテーマでお話しします。   メタボリックシンドロームで問題となる内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて、運動により動員されやすく、運動療法の効果が期待されます。  ...

 
 
 

Comments


bottom of page